日曜洋画劇場

「明日の記憶」ってのを見た。
たぶん今回でTVで見るのは２回目だったように記憶。


旦那役の渡辺謙　その女房役の樋口可南子。
主人公の渡辺が若年性アルツハイマーに侵されて、それを支えようとする樋口。
彼らを中心にして進む物語。


渡辺謙氏　アメリカの映画に出演してからなんかちょっと演技がオーバー気味で臭すぎる感じはしないでもないが・・・



映画だからきれいにまとめたなと思った。


最近で話題になったのは長門裕之・南田洋子夫妻のこと。
彼らの話やドキュメンタリー番組を見てないので、何とも感想は分からない。
（良い噂や悪い噂みたいなのがあちこちで飛び交ってるようですが、彼らのはあんまり興味なかったです。）


それより時々報道番組みたいなので、普通の一家で起こってるアルツハイマーを患ってる身内を持つ夫婦の話＆その後　のような番組の方に魅かれてみた事がある。


若い頃は「アルツハイマーになった方が何もかも忘れてある意味楽かもしれない」なんて分かったような事を言ってたが、ドキュメンタリー番組を見てから考えが変わった。


アルツハイマーといってもいきなり記憶がなくなるわけじゃなく、自覚ありながら思いだせなくなっていく自分。
覚えてた字や数字も忘れていくし、字事態も変化して読みづらい字なっていき、まともな文章は書けれてない感じ。
当人も怖さや恐怖を感じるといってた。




で、昨日の『明日の記憶』なんだけど、ストーリーはもう知ってるからハラハラドキドキなんかはなかった。


ある場面場面で涙が出て止まらなかった。

ウチの旦那ががどうのこうの・・・とかそういうことじゃなくて、
私の行動範囲の狭さのためいろんな人の生活を少しのぞけるのはネットとかTV・ラジオに限られてくる。それと故郷の身内関係。

そんな限られた世界の中でもいろんな人生を歩んでる人がいると思うと、なんかね涙が出てきた。

そして想像しながら世界を広げて考えるともっと涙が出てきて世の中の理不尽さを感じた。




私の立場的に考えると、とても恵まれ快適な生活を送れてるとは思えないが、決して嘆くものでもない。
一般的な普通の部類に入れるのかな？？？
それでも小さいのだとしても色々な悩みがあるわけで。


でもでもやはり私の生き方は甘い。
生き方もそうだが、考え方もそう甘い。

自分で感じてるから間違いないし、指摘されてる事を含めると決定的だよな。


そんな私がいろんな人達のことを思って涙するのは失礼にあたるのかもしれない。