あるTV番組を見て

2007年7月29日
ここが開けられなかった2〜3日の間でのこと。
(ホントはその間に色々あったんだけどね)



ある朝のあるTV番組内での一つのコーナーを見てのコト。
応募されたニャンコのお宅にお邪魔して、そこのニャンコを紹介するというか、日常を放映するという5分もあるかないかのコーナー。

猫好きだから楽しみに見てるんだけど、先日の猫を見て愕然とした。
ポチたまという番組やネコ関係の雑誌なんかでも障害を持ったネコとか野良猫とか紹介されてるのを時々見ることがある。
それを見て不憫だとか可哀想だとか頑張れとか応援したくなってた。

でも今回見た猫に対しては、人間のエゴというかその猫があまりにもかわいそ過ぎて見るのがつらかったし、飼い主に腹が立った。

そこのお家はチラッと紹介された家の内部の状態から、たぶん猫のブリーダーをされてるお家なんだと思う。
そのときは何も感じなかったんだけど、紹介されたメインの猫の年齢とその猫の状態を見て愕然とした。

TVに映し出されたその猫の姿は毛並みもボロボロな感じだし、歩きも遅くノタノタしてる。
血統書付のような感じの長毛種の猫なんだけど、体も痩せてるのが見て取れる。
普段はほとんど寝てすごして、ある食べ物が大好きでその時だけ頂戴ポーズをして、その物を何とか食べれてるって感じ。
はっきり言うと食べるのももたついてる感じに見えた。

その映像を見て「あ〜 もう随分 お年寄りなんだね」と思った。

でもね、でもね、TVに映し出された年齢がナント9歳だった(と思う。10歳は超えてなかったはず。。。)。

えっ。。。。。9歳!?
あの状態が9歳!?

信じられなかった。
見た目まるで15年以上、イヤ20年近く生きてるように見えた。

それが9歳だよ。
そのTVで紹介された中では9年生きてる中で10回の出産の経験があって、今は出産も引退してるとのコト。

毎年毎年子供を産んでは授乳させてたという事だよね。
出産だけでも体力使うし、何匹もの産んだ子供への授乳は体力消耗するはず。
それが、あの成れの果ての姿。
あまりにも哀れすぎる。

きっとそこの飼い主さんは、そういう状態の中で出来る限りの愛情を持って飼ってたんだと思う。
でも9年の間に10回の出産。
はっきりブリーダーをしてるとはTVの中では言ってなかったが、紹介された猫のほかにももっと若い成猫が子供を育ててた。
間違いなくブリダーをしてるんだと思う。
最近よく問題になってニュースに取り上げられてるような悪徳業者の犬ブリーダーのようではない。
猫が大好きということで始められたんだとは思う。

でもそれにしても9歳であの姿はかわいそ過ぎる。
猫自身は出産するのも育児するのも母性も芽生えて辛いと感じてないかもしれない。(いや 最後のほうはしんどかったと思う)
ウチの先住ネコは15〜16歳になるんだけど、まだウチのネコのほうが若々しく見えた。

病気に掛かって出産するのを辞めさせたとか、TVは言ってなかったはず。

たまたまこの猫がこういう状態になったのかもしれない。
ほかのブリーダーさんとこは、そんな事にはなってないのかもしれない。
TVで放映されたってことは、この子を映してほしいという飼い主さんの愛情があってのコトだとは思う。
それは(愛情)確かな事なんだろうけど、何か複雑だった。

紹介された猫ちゃん 余生はゆっくり幸せに生きてほしいと思わずにいられなかった。


多くのブリーダーさんはペット達に愛情を持ってされてる事だと思う。
今回のお家もたぶんそうだと思う。
たまたま私が見た猫がそういう状態だっただけなのかもしれない。

それでも改めて考えさせられた内容のものだった。

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